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小林よしのり
2016.6.27 07:47日々の出来事

若者信仰は民主主義の病いである


シールズってやっぱり共産党系だろうな。

「参院選2016ガイドブック」という駅構内に置いてある

無料のパンフレットの資金の出どころが不明であり、

その内容があからさまな安倍政権批判!

確かに正体を隠して近寄って来るカルト系団体だ。

 

わしも最初は普通の若者かと思っていたが、実際に会ったら、

しばき隊と繋がっていることが分かり、左翼だということは

判明したが、共産党との繋がりが状況証拠でしか出て来ない。

 

だがあれは戦略的に作られた団体だろう。

一般の若者に偽装して数人が横文字の集団を作れば、

政治に無知な若者がどんどん釣れてしまう。

マスコミがそれに協力したから、幻想がどんどん膨れ上がって

しまった。

そして民進党と共産党を繋ぐ役割まで果たしたのだ。

これでわしは民進党に愛想が尽きた。

 

マスコミの若者信仰はまったく病気である。

イギリスのEU離脱に関する報道でも、若者は残留派だった、

だから残留派が正しいという論法がとられている。

 

紀元前400年の古代ギリシャの直接民主政の時代から、

民主主義の国では、年配者が若者に媚びを売って堕落して

いくと、プラトンが『国家』で喝破している。

紀元前400年の現象が、今も繰り返されているのだから、

人類はまったく進歩しないものだ。

 

細胞の活性化が速い生命体を信仰する細胞の活性化が鈍化

した生命体は、その信仰心が自己の細胞のさらなる鈍化を

促していることに気付いた方がいい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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